立花商店街大学


第2回「プリントが楽しくなる!スマホカメラの写真教室」講義レポート

11月9日土曜日、早くも第2回の商店街大学が開かれました。今回は、来賓の方々もお見えになり、講義に先立って尼崎市商店街連盟会長藤原正人さんのごあいさつがありました。当日のお天気は曇りで少し肌寒い日でしたが、始まる前から会場はなんとなく沸いています。それもそのはず、講師は立花商店街青年部で“お笑い担当”を自称する、みどりカメラの長尾美代子さん。「笑って楽しんで帰ってください」ということで講義が始まりました。前回同様Ustreamでの生中継も行われます。

プリントをするならスマホをちゃんと設定しよう。

まずはスマホの種類から。大きく分けるとアンドロイドとiPhoneの2つで、今日はアンドロイド中心の講義です。携帯電話にカメラ機能が付いた頃に比べると、いまのスマホはプリントしても充分キレイな画質になっていますが、注意するのは画像サイズの設定だとか。出荷時はメールで送りやすいようデータ量が小さく設定されているのだそうです。ここで、会場に用意されたプロジェクターにビデオが流れます。登場するのは長尾さん扮する外国人のマイクさん。スマホを買ったのに使い方がわからず、みどりカメラに聞きに来た、という設定です。長尾さんの大げさな演技に会場には笑い声が起こります。メニューボタンを操作して、いちばんいい画質に設定する方法をマイクさんが学んで楽しいビデオは終わりました。さすがお笑い担当の長尾さんです。

スマホカメラのいいところは「日常」を残せること。

長尾さんいわく、昔のフィルムカメラの時代は、記念写真など写真は特別な日に撮るものでした。しかし、スマホはいつも持ち歩いています。何気ない日常を思い出として残せるのです。カメラを向けられると緊張する人も、スマホなら自然な表情で撮れますね。プロジェクターには長尾さんが日常で撮った写真が紹介されます。PTAで行った近江八幡の水郷、息子さんといったラーメン屋さん、立花商店街にいる猫が寝ている写真・・。続いて、べんりなアプリも紹介されました。合成したり、文字を入れたり、切り抜いたり。長尾さんは好きな俳優さんと自分の2ショット写真を合成して楽しんでいるのだとか。これも受講者に大受けでした。

データの消滅が怖いスマホ。

手軽に写真が撮れるスマホですが、手軽なだけにどんどん写真が撮れてしまいます。だから、画像がいっぱい溜まる。そういう方、多いのではないでしょうか。メモリーカードやパソコン、CD-ROMに保存する人もいると思いますが、ここに落とし穴。デジタルデータは自然消滅する危険性があるのです。会場からは「え〜〜!?」という驚きの声。メモリーカードは静電気にも弱いので注意が必要です。実際、みどりカメラにプリントを注文しに来たお客さんで、SDカードが破損していて、赤ちゃんの出産から3歳までの記録が全部なくなった方もいらっしゃるとか。フジカラーでも壊れたデータの復元サービスをやっていますが、壊れ方によってはどうしようもないそうです。うーん、怖いですね。

お店でプリントしておくのが、いちばん安心。

データの消滅に備えるにはどうするか。長尾さんのおすすめは「銀塩プリント」です。撮った写真全部じゃなくても、本当に大切な思い出の写真だけでもお店でプリントしてください、と長尾さんはいいます。家庭のインクジェットプリンターとどこがちがうか、というと、まず発色がキレイで色あせに強い。なにより、熟練の技術者が色などを補正してくれます。逆光で撮った写真も、ちゃんと補正できるそうです。ここでまたまたビデオです。こんどはキャサリンが登場!アンドロイドに溜め込んだ「自画像」を、お店の機械でプリントするまでのお話。文章では面白さが伝わらないのでYouTubeをぜひ見てください。はたしてキャサリンとはだれなのか。ここからフォトブックなどいろんなプリントサービスの紹介があって講義は終了となりました。受講者からの質問に長尾さんが答える場面もあり、中身の濃い講義となりました。最後は記念写真と、プリント10枚無料券のおみやげが配られ、笑い声の絶えなかった第2回、終了です。


長尾 美代子
みどりカメラ 店頭受付。
保育園行事や式典行事では
撮影を担当しています!

村上 恒
みどりカメラ プリント職人
じつは店内のPOPを一手に
作っているPOP職人でもある。

梯米穀店

昭和27年 佐々木正具が現在の地で創業。昭和55年 佐々木博己が社長に就任。いまでも二人のプリント職人が創業からの「ちゃんとした仕事」を受け継いでいる。商店街大学のプレゼンテーション内で紹介された創業当時の白黒写真は現社長・博己が仕上げたもので、今も変色することなく「ちゃんとした仕事」を実証している。

※ちゃんとした仕事とは
色がきれいで職人技による逆光・明るさ(白とび・黒潰れ)・ホワイトバランスの調整。

「プリントの大切さがわかってよかった。」
「スマホを買ったらやってみたいと思った。」
「外人のマイクが良かった。」
「もっと早く聞けばよかった。」
「フォトブックは私の救世主になりそう。」
「キャサリンによろしく!」